Garufuの日記

最近、限界が近くなってきたとある男の日記。

『OTAHEN アンセム』と、りあむに関して所感

待望?の、りあむソロ曲を聴いて

だめになったのでお気持ちをまとめました。

 

まだ1分30秒しか流れてない?十分すぎる。

 

1. OTAHEN アンセム

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とりあえず歌詞を書き出してみました。もう勘弁してほしい。

 

「OTAHEN アンセム

作詞/作曲/編曲:BNSI(佐藤貴文)

歌:夢見りあむ(cv.星希成奏)

 

(今日はオタクくん、大好物を持ってきたよ! オタクのみんなー、分かってるな?

 一緒にブチ上がっちゃおう! せーの!)

 

うりゃおい!x4 パンパパパンパン よっしゃシンデレラー!

(オタクコール)

 

全力Dancing! 喉枯れSinging!

チェキってハグって いい子いい子!

無茶振り上等! 繋がり退場! バイトx3・・・そうアイドル!

(オタクコール)最高!

 

 どうせ推し変みんなすんじゃん! DDなんて浮気マンマン!

どうせぼくにもノー人権! 誰でもいいから人権ください!

 

バンバンみんなが燃やせば ワンチャンあるかも?なんて

 大体ここに居るみんな 本気で「愛してるぞ~!!」

人生イージーモード たららたった・・・

 

お願い 知ってくれ! 夢は夢で終わってくれ

推しは尊い THE正義! Yo!Say! Yo!Say! 無理無理!

誰もが 知ってくれ! 夢から今目覚めたくない!

なりない なれない あの子もx3 噴火ー!

 

 浮気は! 絶対! 手首をかけて指切り!

かわいいポーズ! 甘え上手! 責任取ってくれるんだろうな!?

 

2. この悪夢のような賛美歌に関して

アイドルソング」だと思ったら「夢見りあむ」のお気持ち文だった。

すごい。シンプルにすごい。

 

これが『アンセム(交唱賛美歌)』?なんのだ?誰と、誰だ。

「ステージの上の夢見りあむ」と「ひとりの夢見りあむ」との?

すごい、この歌詞を考えた方はシンプルにやばいんだろう。魂のステージが違う。

 

この曲はなにがすごいって

 

最初に聴くとおねシンメロディーからの「シンでくれ」空耳(諸説あり)や

ガチで聞き取れない噴火(諸説あり)、

そもそもスタートから観客を「オタク」断定の思い上がり、

内容も情緒も比喩も季語もなにもなく完全に「夢見りあむのお気持ち表明」、

完全に電波なメロディーラインでコールを煽りまくったと思えば、

クラシック「くるみ割り人形 花のワルツ」のメロディーでサビに突入

サビのラストに「責任取ってくれるんだろうな!?」

 

あんずのうたで全員夢を見てただとか、おねえちゃんになるよ報告受けたとか

そんなちゃちなもんじゃない。もっとやばいなにかだこの曲。

賛美歌ってなんだっけ。そもそもOTAHENってなに。わからない。

特大感情に全力コールさせるとかいうシンプルな地獄を次のLIVEでやるの?

これ聴いた後におねシン聴くオタクにあまりに優しくない。

 

 

3.我々は地獄にいる

自分なりにかみくだけばこの曲は「夢見りあむ」なのだ。

他に説明しようがない。

 

「アイドルオタクとして夢見りあむ」は謳う。

自分をオモチャにしていいように祭り上げたオタクたちへのお気持ち、

神聖視している『アイドル』 という偶像に自分を重ねられない自己否定、

普段からSNSでやってる他のアイドルオタクに対するお気持ち、

自己肯定感の低さからくる他者への依存と劣等感

挫折して消えていった数多の地下アイドルたちへの気持ち

 

一方、「アイドルとしてステージに立つ夢見りあむ」が謳う。

ひたすらオタクを煽りながら、どんな子だって夢は叶うのだと。

その上で、

自己肯定力が低すぎるりあむが至った答え、

「アイドルになんかならない」

「ぼくはぼくが楽しむためだけに時間をつかう!」

アイドルとしてステージに立っても「アイドル」にならない。

等身大の「夢見りあむ」を見せつけると決めた彼女なりの結論を

詩にのせてオタクにぶつけていく。 

 

ふたりの「夢見りあむ」が交唱するアイドルソング(聖歌)。

 

夢見りあむの全て凝縮してしまった最悪で、最高のファーストソング。

それがこの「OTAHEN アンセム」なのだと私は解釈する。地獄。

 

あと、サビ前の「くるみ割り人形 花のワルツ」のメロディー。

これのクラシックの内容なのだが、人形にされた男が自分を救った少女とともに

おもちゃの国へ行く、その序章の曲だったりする。

すっげーシンプルで明確なメッセージ。これで賛美歌を名乗るのは無理でしょ。

 

 

4.夢見りあむと歩く路

もう書いててカロリーがすごい。脳が辛い。

「これ嫌いな人はまじで嫌いな概念」を皿に盛って

ガソリンぶっかけたみたいなキャラなのよ、なんかね・・・。

 

 

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ただ、彼女は純粋に燃えさかるだけのアイドルではないのだとも思う。

 どうしようもない自己肯定感の低さ、

それを補う鋼の心臓と「推す」と決めたら最後まで推し抜くパッション。

 彼女は自分を「推せない」だけで

シンデレラとして輝く星を目指すだけの素質と熱意がある。

 

言っては何だが、初期シンデレラガールだってそんなキャラは何人かいた。

その上でシンデレラの栄光に届きそうなアイドルだっている。

 

そんな中で、某サッカーアニメのように祭り上げられ

なんの実績ももたないままにシンデレラの輝きを浴びてしまった彼女が

ステージに堂々と立ってお気持ち表明をした。

 

正直に言えば腹が立つ。

だがそれは彼女も同じだし選んだのは我々Pなのだ。

 

もうすでに地獄のスタートをキメ、出るだけで炎上する夢見りあむだが

どうにも私は彼女のアイドルとしての道行きがたのしみなのだ。

哀しいなぁ。これもオタクのサガなのかな。つらい。苦しい。

SNSで彼女を脳死批判できたらどれだけ楽なのだろうか。

 

だが私は彼女のSSRを引いてしまった。見て、聞いて、理解したくなった。

そしてこの賛美歌を聴いてしまった。苦しい。

絶対コール楽しいけどこいつの思い通りにコールしたくない・・・。

なんでアイマスでこんな感情抱かないといけないのと抗議したい。きつい。

でもこんな彼女とともに歩いていくのだ、

このプロデュース道をよぉ・・・。

 

 

この歌まだ2番とラスサビあるって信じたくない。